「超音戦士ボーグマン」より
妖魔王との最後の戦い
ギル・トライアングルによって妖魔城が、メガロシティに出現した
強力な妖魔の力によりあらゆる機器は使用不可能となり、メガロシティは崩壊
ボーグマン達の基地だったサイソニック学園も、その影響から逃れることは出来なかった
そして・・・
数時間前まで、そこでは人々が生活をしていたはずが、今では生物の臓物のような蔦が絡みついたようなビルが立ち並ぶ、妖魔の
支配する世界へ変貌し廃墟と化していた
リョウ、チャック、アニスはの3人は、廃墟と化した街の中を手分けし、生存者を捜しながら、連絡の付かなくなったメモリーと
合流するために、サイソニック学園へ向かっていた
「誰か、誰かいませんか?」
廃墟の中、アニスの声が空しく響き渡り、それに答えるのは
ぐぢゅるるる、ぐぢゅ、ぐぢゅるるる
至る所に絡みついた物が蠢くたびに出す、嫌らしい音だけだった
「酷い・・・」
見慣れた景色が変貌していくさまに、アニスの口から悔しさのつぶやきが漏れる
生存者が見つからないまま、いつしか通い慣れたショッピング街へと、その足は向いていた
いつもなら多くの人で賑わうそこも今は見る影もなく、脈動する蔦に覆い尽くされ異界と化していた
(もう、もう誰もいないの?)
不気味に脈動しながら増殖し続ける触手を横目に、生存者を捜し続けるアニス
そのアニスに、触手の群れが突如襲いかかる
「キャアアア」
いかにアニスの強化された知覚を持ってしても、全てが蠢く場所では、その動きを捕らえることは出来なかった
場所を問わず現れる触手の群れが、見る間にアニスに絡みつき拘束していく
「くっ・・・ボーグ、ボーグ・ゲット・オン」
アニスの声が朗々と響き渡ると、ソニックレシーバーが光を放つ
一瞬のうちに衣服は分解され、バルテクター装着用のアンダーウェアへと変化すると、アニスのサイボーグの躰もその能力を発揮
するため、戦闘モードに切り替わっていく
そしてアニスの準備が整うと、バルテクターが転送される
「くぅっ」
いつもはアニスの全身を頼もしく保護し、サイボーグとしての身体能力を強化する鎧は、
ズシリと重く、もろくひび割れ、身体から剥がれ落ちていく
先の戦闘から間もない今、まだ修理がなされていなかったらしい
そんな事情を知らなかった現場の前の答えは、
アンダーウェアという無防備な姿を晒してしまっている現実だった
なんとか四肢を拘束する触手から逃れようと力を込め引きちぎろうとすると、
それに倍する力がアニスの手足を引っ張り、その躰の動きを封じていく
「このううう」
足掻けば足掻くほど蜘蛛の巣に捕らえられた蝶の如く、その状況は悪化していった
そして気が付いたときには、まるでX字架に固定されたような姿になっていた
ヌルリとした感触が全身を這いまわっていく
「くぅっ、くぅふぅぅ」
おぞましいはずのその感触も、戦闘モードにより倍加された感覚により、淫猥な刺激となりアニスに送り込まれていた
「いやああ・・・あああっ、こんな、こんなことってえええ」
本来ならばバルテクターにより保護調節されているはずの感覚が、その調節機能を失うことにより、全身が剥き出しの性感帯と化
していた
「ハァ、ハァ・・・・やめてぇぇ」
ぢゅるるるぅぅ
「ヒィィッ、だっ、だめええ」
幾度も擦られるうちに出来た、アンダーウェアの綻びから触手達は侵入し、直にアニスを責め始める
話の元ネタ>TOMYさん
超音戦士ボーグマンより
アニス・ファーム
「-31.25%」
30万切り番リクエスト第一弾にして、休み明けの一発目は、チマチマ描いてたら
容量でかくなっちゃいました(画質落とすとつぶれちゃうんで)、一世を風靡したという
菊地みちたか(菊地通隆)の出世作、ボーグマンよりアニス先生でした。
今回の シチュエーション話ですが、リクエスト時に参考にといただいたイメージSSに
私の我侭で、改造加えさせてもらったモノです。
ただ単に、鎧を描きたかったってトコだけなんですが…
私の菊池みちたかは、アニメ見てなかったし、角川コンプティーク読んでなかったんで
パソゲー「サーク」シリーズ、「サイレント・メビウス」劇場版、OVA「冥王計画ゼオライマー」で今回「ボーグマン」だったりしてます。
あ、NHKの「コレクターユイ」がその間に あったか…
01-10/19