「地球樹の女神」より



平井和正、追悼

「地球樹の女神」
四騎忍
後藤由紀子

 巨匠SF作家・平井和正氏が2015年1月17日に死去されました。

 遅くなりましたが追悼に「地球樹の女神」を描いてみました。
後ろのパソコンは私が初めて買ってもらったエプソンのPC-286VG(PC-9801の互換機)。
平井和正と言えば、「エイトマン」か角川アニメ映画にもなった「幻魔大戦」が代表作なのでしょうが
アニメよりもその後に読み始めた原作小説に感銘を受けた口で、「新・幻魔」「真・幻魔」「ウルフガイ」など
著作の多数を図書館と古本屋を駆使して読み漁ったものでした。
 「地球樹の女神」はそのはまってた時期に刊行中だったのでリアルタイムに読んでいました。

 平井和正の世界・文章は栗本薫の次くらいに作品世界への没入度が素晴らしく
数ページ読むだけで生々しい絶望と本能と意思の世界に飛び込めたものでした。
 中学生の時に藤川桂介「宇宙皇子」から入った、今のライトノベルの前の時代。
栗本薫、平井和正、菊地秀行、夢枕獏、田中芳樹、谷甲州、
赤川次郎、笹沢左保、山田正紀、ひかわ玲子、久美沙織、氷室冴子、竹河聖、六道彗らは
馴染みのある作者です。水野良と富野由悠季の文章の下手さにはびっくりしたものでした。

 平井和正氏のご冥福をお祈りします。ありがとうございました。

2015/04/16