「きゃんきゃんバニー」より


 ミーン、ミーン、ミン、ミーン…  ツクツクホーシ…

「ぐぅおぉ〜あぢいィ…」
 六畳一間の安アパートの中は サウナ室のようだった。

(うぅ…頭フラフラ 目がかすむ…)
 じかに畳に寝ている為、接している部分が
汗でベタ付き気持ちが悪いが、寝返りをうつ気力も出ない。

「あ…暑い…」



「「ちょ、お 押さないで…きゃ」」

(あぁん? 幻聴まで聞こえてきたぞ。
 俺は独り寂しく 女の子とHすることも無く このままここで くたばるのか…)


「「まだはやいって、服がまだ…、あん」」

 ボム。

 ん…何かの気配に あごを上げる俺。
そこには 何故か 裸の女の子がいた。

 目が合った。

「あ…可愛い」
「い…、い、い、嫌あああああぁぁぁ…!!」



なんとなく フンドシ




 ボム。

 …………………。
消えた。

(幻聴に続き 幻覚まで あぁ…寂しい俺の一生だった)

 ばたん、きゅ〜。
……………………。


「「もう、ひどいんだから、今度こんな事したら 許さないからね。
「「ひさしぶりの再開にルンルン気分で浮かれてるスワティを見てると
  ついつい いじめたくなってのぉ〜」」×6

「「それでも神様なの。もう…
 ぅん。よし、これで 準備万端だわ。改めて…と」」



(あぁ…光だ。お迎えが来たかな。)



腰砕け「きゃる〜ん」を一度聴いてみたかった

「きゃる〜〜〜〜〜〜ん☆」





「ご無沙汰、……さん」
 ニコリ。
 突然宙にあらわれたその娘は、小首をかしげにっこりと微笑んだ。

 俺の名を 呼んだような気と
なぜか感じた懐かしさの 気持ちを最後に
俺の意識はフェードアウトしていった。


「きゃんきゃんバニー」より
スワティ

「弁財天降臨」


 10万切り番げっちゅうリクエスト 2発目は
カクテルソフトのDOSゲー最高傑作とも名高い
シリーズ5弾目「きゃんきゃんバニー・エクストラ」より弁財天スワティです。
といっても 私は「きゃんバニ」シリーズ 一作もやったこと無いんですけど。
その手の雑誌で存在は知ってたくらいかな。
 今回ネットで検索したら妙に評判いいんで、CGなどの資料の他に手近に見れるOVAを参考に見てみました。
そのOVAが 原作ゲームファンの間で評判悪かったりしたのは、借りた後に知ったんですけど…
噂の「きゃる〜ん」も聴けなかったし なんか散々でしたね。
 でも、ゲーム自体にはかなり興味わきました。
今度アキバ行ったときに探してみようかな。PC98なんてあるかなぁ…でも、メジャータイトルみたいだし。
アイコン選択モノと ぷちアニメには目が無いもんで。
 あ、絵のテーマは可愛さね。愛くるしさでは名高い"あ"氏のキャラデザモチーフにしました。

2001-06/15