日本ダービー、初めて競馬場で馬券を買いました、レポ。
初めて目線で、特に"競馬場に行ったことのない人"へ向けて、まとめてみました。
2018/05/27(日)に東京競馬場(府中)で行われた第85日本ダービーを観てきました。
入場料200円。これで入場者数を数えるようで、日本ダービー出走直前の15時計測で13万人の来場者数。
2018春アニメの「ウマ娘プリティーダービー」に影響を受けて初めて馬券を買って楽しみました。
思ってたより全然気楽で面白かったです。
自転車で行ったのですが、JR南武線の府中本町駅からの西門から入場すると、目の前には広大な空間が。
プロ野球場(センターフェンスまで120m)やサッカーの埼玉スタジアム(ピッチ68mX105m)や国立競技場(陸上トラック一周400m)にも行ったことがありますが、
図抜けた広さです。
「ウマ娘」のオープニング曲の最初のカットの場所でも。
一周2083m。競技場クラスじゃありません。
一級河川の橋を渡って土手を走って次の橋で対岸に行って戻ってきて一周、
私の定番の近所のジョギングコースですが4000m、そんなスケールのデカさです。
砂浜の波打ち際(海抜0m)に立った身長170cmの人の目線から見える水平線までは何kmあるかご存知でしょうか?
遥か遠くと予想すると思いますが、意外と近くて4500mです。その先は地球の丸さで見えなくなります。
700m先の向こうのコーナーは分からないくらいに遠くに見えます。
10万人以上の人手があることは知っていたので、馬券を買うのも長蛇の列でさぞ大変だろうなと思ってたのですが
全くそんなことはありませんでした。
建物の中に入れば本当にどこにでも10台ほどの発券機があって、列は皆無ですぐ買えます、たまに2、3人待ったりするけど1分も待ちません。
この日は12レース行われ、第1レースは10時5分スタート。最終12レースは17時半くらいに終了。日本ダービーは第10レース、15時30分スタート。
30分強間隔でレースはどんどん行われ、スタート3分前までその辺で馬券は買えるので気楽に気分で買えます。
最小金額は100円から。馬券を買えるのは20歳から。学生でも20歳以上なら買えます。
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初めてで「え?」と思ったこと。
馬券の自動発券機には買いたい方式や馬番などをマークシートに記して投入するのですが
そのマークシートの書き方の説明看板が場内に全くなかった感じ。
ビギナーズサロンだったかな、専用部屋で10分くらいの集団セミナーで説明してるらしいのですが、敷居高いですよね。
利用してる人もそんなにいませんでした。
私は事前にネット動画で勉強してたので大丈夫でしたけど。初見は「うへぇ、複雑」と思いましたが理解するととてもシンプルで、10秒で書けます。
馬券を購入するマークシートの書き方は事前に調べて下さい。
あと書くペンなどの貸し出しはありません。入り口で屋台のおばぁちゃんが売ってるのや、その辺に落ちてたので書いたり。
発券機ではマークシートやお札は一度に複数枚重ねて投入可能なのは、帰宅後に知りました。
発券機の手順は、自分で計算したお金を最初に入れてからマークシートを投入します、逆は認識しません。
買う馬を選ぶ指標は普通に、周辺コンビニや場内入り口などで売ってる競馬新聞や
あちこちのモニターなどで最新情報が表示されてるオッズ(払い戻し金の倍率・買われてる馬や枠ほど低く)票でしょうか。
同日開催中の他の競馬場のレース情報も表示され、馬券も買えますので、東京競馬場のレースは「東京」表記を確認するように。
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11時すぎに入場して第5レースから終日17:30までいて7レース分ほどアレコレ買いました。
広い敷地なのですが、通行路も広いのでおそらく一年で一番混んでるこの日でも意外に楽々とアチコチへ移動できました。
有名な「パドック(施設)」。スタート15分前くらいにそのレースの全出走馬が出てきてお披露目されます。
毛並みがツヤツヤしてるとか、汗かいてるとか、イライラ興奮してるとか
後ろ足の筋肉が美しいとか、間近でよく見れます。競走馬に一番近づける場所かな。
この後に馬は、専用地下通路を通って馬場(コース内)へ移動。
こちらはレースが終わった後の手順。建物内の「ホースレビュー」。レース直後の専用地下でどんなことをしてるかの雰囲気が分かります。
最前の立ち見じゃなくて、スタンドから撮った写真か。ダートレースだから内側のコース。
後ろの大型電光掲示板は性質上、上手く写真に撮るのが難しいです。
スタンド周りは大体見たので、馬場側(円のコースの内側のエリア)へ地下通路で移動しました。
ウマ娘がレース前によくこういう地下通路で話してるけどパドックから馬場内へ向かう関係者専用通路なのでしょう。
名馬たちがモデルなので当然ですが、アニメのウマ娘でのメインキャラも何頭も。
最強の逃げ馬とも言われているサイレンススズカがドリームレースで先頭走ってるのにぐっときました。
馬場内(コース内側)へ。メインの大型電光掲示板の足元。
コース内側から建物スタンドを。騎手たちの見る景色に近いかな、コース上より遠いけど。右端のが大型ビジョン。
最短の1400mレースはスタンド前ストレートの対岸のストレートから発走、2080mの2/3周。
競馬は人間の陸上短距離走と違ってあまりスタートは重視しないみたいで、ほとんど注目されません。
出走ゲートに入りつつあるところ。
旗が上がりゲートが開きスタート。馬が驚くのでピストル音は使いません。
色んな距離やコースのレースがあるのでスタートゲートは移動式。
ゴールはスタンド近正面でいつも同じです。
スタートゲートに入る前に、多く馬券を買われている人気出走馬はコース上でもでチョットお披露目。
立ち見最前の一人分後ろの場所から撮影。前の人は幅3mくらい関係者区域でのプロのカメラマン。
私の所からでもガードの落書きも読めたし、鞍のゼッケンの番号だけでなく名前も読めました。
500kg弱の巨体が60km/h前後で駆け抜けていきます。結構な迫力と力強さと重みです。
お披露目は流しだから30km/hくらいか。パドックでは歩いてる所しか見れません。
第8レースのゴールする瞬間。本番のレースはコース内側を走りちょっと遠いので、集団で速くても
そばの空気感は先のより少し薄いか。この一瞬後4番が8番と並び同着で1位、当てました。
建物内の等身大模型。
全く別件で最近サラブレッドにさわる機会があったのですが、サラブレッドはデカイです。
背中の鞍の辺りに私の目線があって、その上から馬の顔や乗り手に見下ろされます。
15:30スタートの第10レース、東京優駿・日本ダービー(G1)が始まる20分前、ゴールそば・最前2列目からグルリと一周。
13万人といっても競馬場自体が広いので、満員電車なギュウギュウ寿司詰めでもないです。
2時間くらい前に、8、9、10レースの馬券や飲み物を買って準備して、良さ気な場所で立ち見で二度と動かない覚悟で陣取りました。
夏の日差しだったけど目の前の広い馬場を風が吹き抜けるんで、そんなつらくなかったです。帽子は必須。ちょい横で競馬番組の撮影もしてました。
東京優駿・日本ダービーとは皐月賞、菊花賞とともに「三冠競走」、日本の競馬に関わる全ての関係者
(ホースマン)が憧れる最高の栄誉とされている。
1着賞金額は国内3番目。3歳馬しか出られないレースで一生に一度しか出ることの出来ない。日本国内の同世代8000頭の頂点を決める18頭。
らしいです。競馬の代名詞みたいな扱いですよね。
G1とは競馬の最高峰レース。年に25レースくらいありますが、各地の競馬場で行われるので貴重です。
東京競馬場は日本競馬の中心でもあるので多いみたいですね。5月の日曜日は全週G1レースやってて、今週末の6/3(日)も安田記念です。
でも、こんなに固まってるのはこの期間だけ。その次は10/28(日)天皇賞(秋)まで、東京競馬場ではずっとないです。
東京競馬場の土日は大体他の12レースでやってますが休みの日もあります。
興味を持った方、お気軽に行ってみては、楽しいです。私はしばらくは行かないでしょうけど、ギャンブルとしてはまるつもりはないんで。
スマホでツイッターに現地ナウとか加工してない重い写真をアップしたらCPUがオーバーヒートしてカメラアプリ使えなくなったので
別のガラケーのカメラに。肝心な所で画質と数が落ちます。外出先の大事な所で毎回のようにこうなっちゃうんだよなぁ。
写真外、左にずっと先、正面ストレートの奥がスタートゲートで、そこから始まった場面、ゴール直前ではありません、これから一周、2400mのレース。
私が買ったのは、これがメイン目的だったので出かける前にネットで調べて準備して、声優の桃井はるこの予想が無難だったので
1番人気(単勝2.1倍)と2番人気の単勝馬券を買いましたが外れました。
平成最後の日本ダービーを制したのは、単勝12.5倍・5番人気のワグネリアン・福永祐一騎手でした。おめでとうございます。
写真はろくすっぽ撮れないでレース後の表彰式も最後の所、画質悪くてよく分からないでしょうけど。
拍手はいっぱいしました。
帰宅後、当日に買って参考にしてた日刊競馬(470円)を見直したら勝利馬のワグネリアンを推しまくってました。
写真はこの一枚だけで、それがワグネリアン。
先に書いたように日本ダービーのレースだけは事前にネットで調べたのをメモして買ってて、新聞全く見てませんでした。
他のレースはオッズもろくに見ないで、この新聞だけを参考にして買ってたのに…。
5/17に22歳で急死したG1・7勝馬のテイエムオペラオーの献花・記帳台。
のんびり11時に入場して7レース、計8000円ほど賭けて、3レースで当てましたが、配当・払戻金は3000円ほどで赤字。
初めてなので当然でしょう。1日のレジャーとして想定内の出費かな。
2番人気でも10.1倍でド本命の1.4倍に単勝2000円が外れたのが痛かったです。
当てる気満々でパドックで先に写真撮ってた、こちらのお馬さん。
日本ダービーで私も含めてミーハー客が多かったせいなのか、7戦中、一番人気が1着は2回(1つは同着で配当半額)だったので
人気って当てにならないのかな、とも思いました。
写真判定で鼻先差でも白黒つける競馬では珍しい、"同着"を当てたので思い出と話のタネにはなるかな、
払い戻し金も半分になったけど。
当たり馬券は換金時に交換されるので、手元に持っておきたい場合は、
受付女性のいるインフォーメーションの10円コピーサービスや自分で写真を撮って残します。
あまり場所数が多くないので探すの大変。
換金は自動発券機と一緒にある自動払戻機に当たり馬券を入れるだけ、簡単です。
一つだけネガティブな話。マークシートやハズレ馬券が街路の落ち葉みたいにその辺の床・地面のアチコチに散らかってました。
日本ダービー終わった後のレース買おうと思ったら近辺のマークシート置き場が空になってて、
その辺に落ちてた書き損じじゃないのを拾って書いて発券させたくらい。
人も多いし、そういう文化なんだろうと、絶対ダメってほど潔癖じゃありませんが、子供さんにはあまり見せたくない景色だったかな。
親子客もねらっててフワフワバルーンテントとかの施設もあるんだけど。
タバコもくもくや怒号や罵声が飛び交うとかはありませんでした。設備はとても綺麗。
「ウマ娘」をきっかけにしての初めての競馬でしたが、とても面白い経験が出来ました、楽しかったです。
敷居が高いと思ってる方は、全然簡単なんで気が向いたらどうぞー。若い人やカップルや女性もいます。
ただ賭け事なので馬券を買う金額は計画的に。
2018/05/29