生賴範義模写「新・里見八犬伝」静姫

生賴範義模写「新・里見八犬伝」静姫

「上野の森美術館」生賴範義展 THE ILLUSTRATOR 東京会場
会期：2018年1月6日（土）～2月4日（日）　期間中、休館日なし
http://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=227

　東京で開催していた「生賴範義展」に行ってきました。アレンジ入れた模写と現場の写真を何点かです。

　まず1枚目の私の描いた絵は、深作欣二監督で薬師丸ひろ子・真田広之主演の角川映画「新・里見八犬伝」の原作小説の表紙の模写。
「男女7人夏物語」の鎌田敏夫著なのですが、官能伝奇ロマンとやらで、浜路や静姫がやたらエロくて思春期の当時がっつりお世話になりました。

上野の森美術館の外観。

生賴範義の表紙絵の本のタワー、最盛期には年間100冊を越える表紙を、フォロワーかと思ってたのはタッチを変えた当人でした。

「新・里見八犬伝」の表紙。

「ゆるキャン」と今期アニメ2大推しの「宇宙よりも遠い場所」な「南極物語」も。

点画の第一人者でもありまして学校図書館にあった、あかね書房「伊達政宗」らシリーズも。

これは原画、ラフと完成版。

これは原画、ラフと完成版。

　ポスター、原画、あわせて300点ほどと生賴タワーに三桁数の本が展示。
写真撮影出来ない原画で驚いたのは、文庫本の表紙の原画がA5だったり、「ヴァンバイヤー戦争」(多分同じタッチの「幻魔大戦」も)の本文挿絵が新書原寸大と、
漫画原稿より緻密な作業だったりしてました。

2018/02/19