DENON DP-47F
この何年か、DENONのフラッグシップの座を占めていました。
ある意味、ターンテーブルの最終進化系だったようです。
見た目より、はるかに軽いキャビネットは、なんとも頼りない感じです。
価格なりといえばそれまでですが、ターンテーブルも非常に軽く出来ています。
音の傾向は、同じDENONのDL−30L、DL−35Fの延長上で非常におとなしめの音作りとなっています。
同じフルオート機とはいえ、テクニクスのSL−1600MK2の華やかさと比べて対照的です。
価格帯が違うとはいえ、KENWOOD KP-9010とも対照的です。
ややもすると、物足りなさを感じるところなのですが、付帯音のなさという点では、なかなか良いところに落ち着いています。
アナログディスクをデジタルディスクのようなフラットな特性で聞かせようという設計者の意図があるようです。
アナログディスクで音楽そのものを楽しみたい向けには、ちょうど良い落としどころだったのですが...
残念ながら、製造終了となってしまいました。
2003/10/19 Yahoo Auction