marantz PM−94 MosFET
定格出力 (20Hz〜20kHz) |
35W×2(純A級・8Ω)
140W×2(AB級・8Ω)
220W×2(AB級・4Ω) |
出力帯域幅 (8Ω/THD0.008%) |
10Hz〜40kHz |
全高調波歪率 |
0.005%(20Hz〜20kHz・8Ω)
0.01%(20Hz〜20kHz・4Ω) |
混変調歪率 |
0.005% |
周波数特性 |
20Hz〜20kHz+0,−0.2dB |
ダンピングファクター(8Ω) |
120 |
入力感度/入力インピーダンス |
MM 2.5mV/47kΩ
MC(HIGH) 350μV/40Ω
MC(LOW) 125μV/3Ω
テープ・チューナー・CD・AUX 150mV/25kΩ |
出力インピーダンス |
PRE OUT 220Ω |
RIAA偏差 |
20Hz〜20kHz±0.2dB |
SN比 (IHF-Aネットワーク) |
MM 90dB
MC 76dB
テープ・チューナー・CD・AUX 100dB |
フォノ最大許容入力 |
MM 220mV
MC 24mV |
トーンコントロール特性 |
低域 100Hz±10dB
高域 10kHz±10dB |
消費電力・電源 |
395W・100V 50/60Hz |
外形寸法・重量 |
454W×146H×410Dmm・23kg |
当時は、A級動作のアンプがはやっていました。
とはいえ、熱や消費電力、耐久性、それになんと言っても最大出力が取れないことなど、
トレードオフのところも多かったようです。
で、登場したのが変則的なAB級アンプです。
動的に動作を切り替えるものと、バイアス電流を多くとって、A級動作をする領域を多くしたもなど、
有ったようです。
このアンプがどちらか良くわからないのですが、「クォーターA」と言う方式で35WまではA級動作なので、
通常はほとんどA級動作でしょう。
ただ、バイアスを多くとってA級動作領域を作っているなら4Ωで低能率のControl 1だと、
あっという間にA級動作領域を使い切ってしまうとは思います...
ただこの時代に、それもスイッチングに大して有利なMos−FETを使っているわれですから、
「クォーターA」というのも、カタログスペックを飾るためのギミックだったのかもしれません。
私の記憶によれば、フォノ入力のMCのほうは、
当時単体製品としてかなり高価なものを使用していたはずです。
とはいえ、当時の評価では、まだマランツの技術では、
高品位なヘッドアンプはできなかったと言うことでしたが...
皮肉にも意外と評価がよく、最初に全段DCかを果たしたサンスイがこのトランス方式へ追従しました。
当時の購買層の感覚では、いろいろついているほうが嬉しいと言うところもあったのでしょう。
ただ、はっきりしているのが、このあたりからマランツと言うブランドがオーディオブランドして復活した、
大きな、マイルスーンとなった製品だったようです。
ダイニングで使っているCONTROL1Gをドライブするアンプがこれです。
と言うわけで、私が一番長い時間聞いているのがこのアンプかもしれません。
2003年3月までダイニングで使っているCONTROL1Gをドライブをドライブしていました。
と言うわけで、ずいぶん長い時間聞いていていました。
CONTROL1Gをそつなく鳴らしてしまうというのは、さすがです。
とてもこの年式のアンプとは思えないくらいの、良いアンプです。
とても素直な音質なので、普段使いにはぴったりなのかもしれません。
ほうとうは、MCピックアップ用のトランスがいいということなのですが、
こちらのほうは使う機会がありません。
残念ながら、バランスの可変抵抗のガリが致命的なため、
現在では、CDダイレクトしか使用していないのです。
音質的には、きわめて普通と言う感じです。
どちらかと言うば、松下の製品に似た感じです。
普通に、使うのには聞きやすいのですが、構えて聞くと少し物足りないような気もします。
悪いと言うわけでは有りません、むしろ使いやすい良いアンプです。
1998 譲受
2003/02 退役
2006/03/24 株式会社CTNへ修理依頼
2006/03/31 修理完了、引取
出力リレー接触不良のため交換
JC2A-DC24V AR3422-9 UL 2個 1,900円
その他、各SW、VR接触不良、クリーニング
半田手直し、動作テスト
部品代計
1,900円
技術料
12,400円
税別修理代金 14,300円
消費税
715円
請求額
15,015円
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